今日から、7月号の園だよりに記載させていただいた、
夏休み中の家庭保育について少し解説させいただきます。

今日は、「JUO式の考え方で読み編」

年少の保護者の皆様には、「ひらがな50音を教えてあげてください」
とお伝えさせていただきましたが、こう思われた方いないですか?

「教えなくてもそのうち覚えるでしょ」

確かにそうですよね。
ひらがなが読めない日本人はおそらくいないでしょう。
では、言い方を少し変えてみますね。

「ひらがな50音を使って、お子様の記憶力を見てあげてください」

どういうこと?

 

園生活では、記憶力が重要?になってくる場面が多々あるのです。
例えば制作あそびの時間。

「今日は七夕の制作をしてあそぼうね!
のりとはさみを使うからお道具箱を机の上に用意をしてね。
準備できたかな?では作り方を教えるね。
作り方は、折り紙をまず半分に折って、折ったところをハサミで切って・・・・」

このように、教師からの指示を受け、それを脳で記憶し、
記憶した指示を理解して、子供達は行動にうつります。

教師からの指示 → 指示を記憶 → 記憶した指示を理解 → 行動

この中で出てきた記憶、そして理解がスムーズであればあるほど、
活動がより楽しいものになりますよね!

では一体、我が子はどのくらい記憶することができて、
どのくらい理解することができているのだろう?

それを知るひとつの道具として、ひらがな50音を使ってみてください!ということです。

おそらく、なかなか覚えが悪い・・・ということもあるかと思います。
ポイントはここから。

本当に覚えが悪いのか?やり方が合っていなかったのでは?
我が子にとって、どういう伝え方?どういうやり方?どういう雰囲気?
が合うのかを、色々試しながら見つけてみてください。
それを見つけることができれば、読み以外の他のことにも応用できますよね!

(まとめ)

ひらがなは、文字を読めるようにしてあげることよりも、
我が子をより知る道具として使ってみてください!